暗黙の了解でセックスしていないか
日本では、「性」に対して話すことはタブー視される空気感が強い。性行為に及ぶ際も同様で、明確に言葉にして相手の意思を確認することは少ない傾向にある。
「家に来たってことはOKだろう」
「キスしたんだから、他の性行為もしていいよね」
「断らないってことは、同意の上だろう」
「付き合っているんだから当たり前だよね」
など、その時の相手の意思よりも、その場の雰囲気やムード、関係性の方が重視されがちである。「性」についてのコミュニケーション、対話が圧倒的に不足しているのだ。性に対してオープンではない日本の風潮の弊害とも言えるだろう。これでは、性行為に及ぶか否か、双方の認識でズレが起きることも無理はない。