二人とも忘れていたら、それはもうアレンジということで(笑)。
――ライブに対してお二人で決められることはありますか?
瀧 いまはあんまりないかな。
卓球 本番前に飲み過ぎないみたいな当たり前のことぐらいで。でも、いつのまにか「目配せ」でお互いの気持ちがわかるようになって、それには「気持ち悪いなー」と。
瀧 ライブの中でちらっと目配せして、目だけで相手の言いたいことが分かる時があるよな。
卓球 身振り手振りみたいなアクションなら「なにか伝えあってるんだな」って、お客さんにも分かるじゃないですか。でも、僕と瀧だけ分かるアイコンタクトで意思疎通ができた瞬間の「気持ちわる〜」っていう感覚(笑)。
――それは10代から続くお二人の関係性にもよるんでしょうか。
瀧 そうだと思いますよ。
卓球 上手くハマったのに、それに関してお互いになんのリアクションを取ることもなく、何事もなかったかのようにライブを続けるという、その余所余所しい感じも、余計に恥ずかしいのかも知れない。長年連れ添った夫婦が、久々に事が終わったあとに、何事もなかったかのように明日の予定を話す感じで(笑)。
瀧 あと、二人で歌うパートを、キレイに二人とも歌うのを忘れたり。
卓球 忘れ方の足並みが揃ってきた。コーラスのパートをどちらかだけ歌うと、忘れた方が目立つけど、二人とも忘れてればそういうアレンジということになる(笑)。