コロナ禍を越えて、学びの機会を提供

2020年1月に恵比寿ガーデンプレイス内に教室テナントの旗艦店を開校した「CODEGYM」だが、その門出は順風満帆なものとは言えなかった。

同年4月7日に新型コロナウイルス対策措置法に基づく緊急事態宣言が発令、それまで路面店としての教室テナント前には1日あたり1万人以上が往来していたものが、50人程度にまで減少したという。

だが、この事態の長期化を予期した代表の鶴田浩之さんの判断は速く、3月末にテナント契約を解除。スクール事業をすべてオンラインへと移行した。

「教育事業に後発で参入するうえで、好立地でオフライン拠点を持つことは信頼性を得るためにも重要でした。イベントをする際や広告効果においてもメリットがあるからです。しかし、このコロナ禍によって学びの場を奪われた若い人たちのためにも、オンラインに切り替える判断をしました」

現在CODEGYMでは、エンジニアとしての転職を目指す社会人向けの「CODEGYM エンジニア転職」とプログラミング学習の基礎を学ぶための「CODEGYMプログラミング教養」のほか、新卒・第二新卒学生のITエンジニア就職に特化した「CODEGYM Academy」が提供されている。

出世払いでプログラミングが学習できる! 「CODEGYM」ってどんなところ?_1
株式会社LABOTが運営するオンラインプログラミングスクール「CODEGYM」
出世払いでプログラミングが学習できる! 「CODEGYM」ってどんなところ?_2
「CODEGYM Academy」のオンライン授業風景

注目すべきは、CODEGYM エンジニア転職には通常の学費支払いとは別に、「ISA(Income Share Agreement:所得分配契約)」というモデルが選べる点だ。ISAでの支払いを希望した受講生は、CODEGYM エンジニア転職のプログラミング学習受講料はすべて後払いとなる。

標準的なプログラミングスクールでは数十万円程度の初期費用が必要となる場合が多いが、収入の伸び悩みに困っている人には大きな負担と言える。しかし、CODEGYM エンジニア転職ではISAという仕組みを活用することによって、費用的な負担で学ぶことができない人たちにも教育機会の提供が可能となる。

今後はISAにより就職や転職に成功した卒業生からの「出世払い」によって事業を継続可能にしていくというが、このISAとはどのような仕組みなのか、もう少し詳しく見ていこう。