もののおうち決めは子どもと話し合って決める
整理した時と同様に、親が勝手に収納場所や収納方法を決めず、子どもと話し合って決めるのがポイント。
我が家では、娘がヘアゴムやピンを洗面台にポイポイ置くので、二人で収納場所を決めることにしました。私が化粧品を入れている洗面台の引き出しか、もしくは別の引き出しかなど私から案を出してみました。娘は自分で実際にヘアゴムを出し入れしながら試しましたが、どうもしっくりきていない様子。
そして「洗面台の引き出しの中じゃなくて、見えている方がいい」と伝えてくれました。最終的にはヘアゴムがポイポイ置かれる洗面台から約40cm離れた洗濯機にマグネットフックをつけて、そこにかけることに決めました。
見やすく、ワンアクションで収納できます。本人もポイポイ放置することがなくなり、きちんと戻すようになりました。
このようにとても小さなことですが、子どもと話し合って意見を取り入れて収納場所や収納方法を決めると主体的に片付けられるようになりますし、ものに対して責任感も生まれます。
子どもにとって、家のことについて自分の意見を取り入れてもらった経験は暮らしや身の回りを整えていくためのモチベーションになると思うのです。
また、収納=ものを隠すこと、周りから見えないようにすることが正しいと思っている方はけっこう多いようです。
でもこれは子どもにとって、余計片付けをしにくくなる原因にもなります。
収納ボックスを使うにしても、子どもが見つけやすく、取り出しやすく、戻しやすくないと、結局ストレスになって片付け習慣が身につきません。
子どもがワンアクションで出し入れできるかを基準に、ぜひ親子で楽しく話し合いながら収納(もののおうち決め)を考えてみてください。