初めての声優に「ドキドキを感じています!」

――演じるうえで気を付けた点や意識した点を教えてください。

野中:声優初挑戦だったので、覚えることがたくさんあって。画面を見て、台本を見て、めくる音に気をつけたり。そういう部分が難しかったんですけど、自分とは正反対のキャラクターの子に命を吹き込むというのは、すごく素敵だなって思いました。今も緊張や不安はあるんですけど、初めてだからこそのドキドキを今も大切にしています!

野崎:私も初めての声優だったので、やっぱり不安はありました。滑舌やタイミングとか、いろんなことに気をつけて、丁寧に演じようと思っていて。あとは事前にしっかり準備することを心がけて、家でしっかり練習もしていました。

根岸:「映像に合わせてしゃべる」ということが、本当に難しくて。プロの声優さんはすごいなあ、って。でもキャラクターの心情とか、情景とかを考えながらやっていくうちに、演じることが楽しくなっていって。今も楽しみながら演じさせていただいています!

前田:私は普段、テンション低めなキャラを演じることが多くて。お嬢様で独特な笑い方の子は、初めて演じるタイプのキャラでした。ですので、テンプレートなキャラにならないように、自分のナチュラルさというか、自分ならではの部分を意識して。あとは、おにっ子ちゃんたちが本番前に、アフレコの見学をしにきてくれて。アフレコを見学されることが初めてだったので、とてもうれしく思いつつ、いつも以上に緊張もしました(笑)。

富田:わたしがデビューしたのは今のおにっ子ちゃんたちと同じ14、5歳で、オーディションで事務所に入ったんです。だから声優の勉強をしないまま、素人の状態で現場に送り出されたので、もうスタジオの場所くらいしかわからなくて。マイクの入り方とか、座る位置もわからなかったんです。ですので、初回の収録で見学に来てくれたとき、当時の自分を見ているようで、何かエモいなって。同時に、後輩の子がいる現場も増えてきたので、わたしが先輩にしてもらってうれしかったことは積極的にしてあげよう、って思いました。

井上:わたしも初々しいおにっ子ちゃんたちを見て、最初にお仕事をしたときのことを思い出しました(笑)。緊張しすぎて、目の前に幕が下りるというか、白いもやみたいなのが下りてきて、何も見えないみたいな。もう何にも覚えてないぐらい緊張していて、半年くらいして、ようやく慣れてきて「しゃべるの楽しいな」って思えるようになったんです。みんなも最初の頃は緊張して大変だったと思うけど、これからもっともっと楽しくなるんじゃないかな。

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ひまわり役・根岸実花