市教委は「モンペはいない」校長は「大きな問題にしたくなかった」

X小については、学校の方針に強硬に反対したり抗議するような“モンスターペアレント”がいたような状況では「一切なかった」とする市教委。巨額の未収金は単純にA氏の不作為が原因だと説明する。

さらに2024年5月に給食センターからの支払い催促でA氏の異常な仕事ぶりを知ったB校長も、A氏に態度を改めるよう求めるなど、未収金を減らすための努力をしていなかったという。

「B校長はA氏に指導をしていません。A氏がB校長に対して何か威圧的な態度を取ったということも聞いていません。校長は『(A氏に)任せていた』『学校の大きな問題にしたくなかった』と言っています」(幹部)

(写真/PhotoAC)
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結局、B校長はことし6月に問題が発覚した後、市教委の事実上の指示で約900万円を追加で自腹で補填。会計ではさらに約800万円の穴が開いており、これも今後B校長が払うことになる可能性があるという。

B校長は発覚を免れようと内緒で補填したものの、事態が発覚した後も結局は弁償させられたことになる。だが金を負担する責任は、そもそも払っていない保護者にあるのではないのか。この疑問に対し市教委は、

「払っていただけていない保護者を確認し支払いを求めることが最優先で、それは今後、できる限り確認して行ないます。ただ学校会計は私会計なので、もちろん税金からは払う(補填する)ことができません。

弁護士の意見も聞いた結果、学校運営を円滑に進めていくために、管理監督責任を取るという形でまずは校長が補填するということは間違いではないという判断です」(幹部)と説明する。

だが、管理監督責任を言うなら市教委はどうなのか。実は市教委も、遅くとも8年前にはX小の会計が異常だと察知していながら適切に対処していなかったことが浮かび上がってきた――。

写真はイメージです((写真/PhotoAC)
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班