ナンパ禁止、ストーカー対策をするも…大学生たちの“冷めた本音”

一方、東京女子大学の学園祭「VERA祭」では、実行委員会が、ナンパ行為を禁止事項に明記し、ルールに違反した場合は、退場を求めることもあると告知していた。

また、武蔵野美術大学では2023年に、有志の学生が芸術祭に向けて「ギャラリーストーカー対策委員会」を立ち上げ、学生への執拗なつきまといや、連絡先を無理に聞き出す行為を控えるよう、来場者に呼びかけている。

「今時ナンパなんかやっても引っかからないんじゃないですか?」

そう話すのは、都内の大学で学園祭の実行委員を務める3年生のBさんだ。Bさんの大学では、入場や来場者の声かけに制限は設けておらず、スタッフが交代で会場を見回っているという。

「うちでは入場制限も、声かけに関する規制もありません。不審な人がいれば、見回りのスタッフがすぐに注意します。ただ、実際に注意するのは、喫煙所以外でタバコを吸っている人がほとんどです。ナンパがあったという話は聞きませんし、ほかに目立ったトラブルもないですね。

そもそも学祭なんて、サークルやゼミに入ってない学生たちからしたら、やることがないので、来る人が限られているんです。私個人の体感ですけど、参加する学生自体、年々減ってる気がします」

実際にあるのは喫煙トラブルくらいだとBさん(写真/Shutterstock)
実際にあるのは喫煙トラブルくらいだとBさん(写真/Shutterstock)

都内の大学で体育会の部に所属する3年生のアキトさん(仮名)は、部の行事があり、学園祭には参加しなかったというが、「部活がなかったとしても、学祭には魅力を感じない」と話す。

「うちの大学は出店やサークル紹介がメインなんですけど、そもそも興味をそそられないです。芸能人がゲストで来るなら会ってみたい気持ちはありますけど、実際は誰が来たのかも確認してません。僕の周りで、学祭を楽しみにしてる人の話は聞いたことがないですね。部活は忙しいですし、オフの時間を使ってまで参加したいとは思わないです」