最後の1銘柄は…
◆統合合併直後の“売られすぎ”優良企業
【NOK Group(東証プライム・641A)】
《会社概要》
国内最大のオイルシールメーカーであるNOKと、そのグループ会社でメカニカルシールを製造するイーグル工業が‘26年10月1日に統合して発足した持株会社。オイルシールとは機械内部の潤滑油の漏れ防止のために使用される部品で、NOK Groupは自動車用のオイルシールにおいて世界でも約50%というトップクラスのシェアをもっている。統合後の決算はまだ発表されていないが、統合前の両社の業績はいずれも堅調で、’26年3月期の1株当たり純利益は共に過去最高となっていた。
《なごちょう氏コメント》
「もともとNOKとイーグル工業は、割安株としてそこそこ人気がありました。その両社が統合して1つの会社となったことで、割安さがよりアップした状況です。統合直後、何も悪材料がないにもかかわらず、株式市場の騰落率よりもNOK Groupの株価が安くなりました。
あくまで私の個人的な推測ですが、元々、両社の株を持っていた投資家が、ポートフォリオのポジション調整で売却したと考えられます。1つの銘柄のポートフォリオに占める比率を抑えるためです。こうしたケースには、過去、何度も遭遇しており、そうしたポジション調整売りが一巡し、業績の安定が確認されれば、少なくとも元の水準程度には戻ることがほとんど。
統合直後で、株式情報サイトでもPERやPBRが表示されませんが、私の推定では、現状の株価だとPERは10倍未満、PBRも1倍未満。おそらく配当利回りは5%近くになる計算です。財務も健全ですから、NOK Groupとしての初決算日11月11日以降は、株価が見直されるのではないでしょうか」
プロフィール
名古屋の長期投資家(なごちょう)/兼業投資家。50万円を元手に、学生時代の1995年12月から株式投資を開始。配当収入とその成長が期待できる割安株への長期投資が基本。投資銘柄の割安さが解消されるまで持ち続けるスタイルで、200銘柄以上を保有する超分散投資を継続中。’22年に“億り人”となって以降、順調に資産を増やし、現在の株式評価額は約2億円。’26年の年間配当金合計は約600万円に達する見込みだという。名証(名古屋証券取引所)上場銘柄を好み、年間に10社前後の株主総会に参加する。著書『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』はベストセラーに。
※本記事は、投資や資産運用の参考になる情報提供を目的とするもので、投資勧誘が目的ではありません。 投資の最終的な判断は、ご自身の責任で行なってください。記載内容を基にした投資判断により発生する一切の損害については、ご自身が責任を負うものとし、運営者および情報提供・許諾者はいかなる責任も負わないものとします。なお、記載している株価やデータなどは、投資の際にはご自身で確認してください。
文/松岡賢治













