バブルの疑念を消す巨額AI投資
一方、AI関連の投資には問題点も指摘されている。ハイパースケーラーの投資先であるOpenAIやアンソロピックといったAI開発企業は、開発に不可欠な半導体チップ『GPU』を製造するエヌビディアに資金を投じている。エヌビディアも、OpenAIやアンソロピック、さらにはデータセンター運営企業に巨額の資金提供をしながら、自社製品を購入してもらっている。
つまり、AI関連の巨額な設備投資というのは、顧客と売り手が立場を変えつつ、一部の企業間で資金が巡っている“循環取引”ではないか、という疑念だ。こうした循環取引は、2000年初頭に崩壊した「ITバブル」でもみられたもので、実需以上の高い成長を演出している可能性がある。
「たしかに、そうした側面があることは否定できません。ですが、現状は、設備投資の金額があまりに巨大すぎて、そうした懸念を吹き飛ばしている、といった状況だと思います。特に、今年に入ってからは、さまざまな企業の業績に目に見える形で影響が出始めています。’27年のハイパースケーラーの投資額は今年を上回る計画となっており、少なくとも、’27年前半まではこうした状況が続くのではないでしょうか」
なごちょう氏が狙う割安3銘柄
なごちょう氏の投資スタイルは、割安株への超分散投資。売上高増減率や営業利益率、PBR(株価純資産倍率)、配当利回りといった条件で銘柄をスクリーニングし、抽出した銘柄の中から、さらに事業内容や決算などを詳細に読み込んで投資先を決めていく。
モットーは、「たんに株価が安くなったから買う、という“値ごろ感”では投資しない」こと。なぜ割安になっているのか、その割安さが解消される可能性はあるのかを常に考えながら、投資対象を選定しているという。
以下、これまでの相場見通しを前提として、同氏が注目する最新3銘柄を紹介しよう。













