「何の罪もない娘を殺してしまって申し訳なかった」
「ないです」
10月21日、東京地裁で開かれた初公判。裁判長から起訴内容に間違いがないか問われた内藤被告は、そう答えた。
内藤被告は2025年11月、東京都世田谷区の自宅マンションで、生後3か月の長女・優愛ちゃんを包丁で切りつけるなどして殺害した罪に問われている。
初公判では事件の凄惨な状況も明らかになった。司法担当記者が解説する。
「検察側は冒頭陳述で、内藤被告が自宅の浴槽で優愛ちゃんを包丁で何度も切りつけて殺害したと指摘しました。遺体には鋭利な刃物による傷が計67か所あったとしています。
一方、弁護側は、夫との離婚協議が進むなかで、内藤被告が娘の親権を得られる見込みがないと考え、精神的に追い詰められていたと主張しました。娘と無理心中を図ったと説明し、行政による適切な支援を受けられなかったとも訴えています。
被告人質問では、内藤被告自身が『娘と一緒にいるためには一緒に死ぬしかないと思った』と述べたと報じられています。また、『何の罪もない娘を殺してしまって申し訳なかったと思う』と、時折声を震わせながら謝罪の言葉を口にしたということです」
内藤被告は、生まれつき骨が弱く、骨折しやすい難病「骨形成不全症」を患っていた。身長は約110センチ。幼いころから車椅子で生活してきたが、成人後は新宿のキャバクラで働き、タレントやインフルエンサーとしても活動していた。
集英社オンラインは事件直後、内藤被告の半生を取材し、その歩みを報じている。内藤被告は過去のインタビューで、高校3年生のころに家出をした経験や、恋愛に積極的だったことも明かしていた。
「マッチングアプリも活用する」「クラブも行くし、相席屋にも行く」
自身の障害や車椅子生活を隠すことなく、恋愛や日常生活について語っていた。YouTubeでは「内藤沙月」の名前で活動し、外出前の身支度を紹介した動画は、2025年11月時点で86万回以上再生されていた。
過去には別の男性の子を妊娠したものの、死産を経験し、その後離婚。そして2025年には再婚相手との間に優愛ちゃんが誕生した。













