通報の際は「ためらわない」「見たままを伝える」「不安や恐怖を具体的に」

神奈川県警はどのような基準で情報を発信し、地域住民に注意を呼びかけているのか。

県警は「ピーガルくん安全メール」(防犯情報を電子メールで携帯電話やパソコンに知らせるサービス)を通じて、地域住民に防犯情報などを配信している。

配信する情報は、県警のホームページによれば「声かけ事案」「不審者情報」「ちかん」「公然わいせつ」「脅迫・暴行等」「ひったくり」「その他の犯罪情報」「凶悪事件の発生」「警察からのお知らせ」の9つの項目に該当する事案で、このうち「不審者情報」としては「つきまとい」「容姿の撮影」「下着姿の目撃」などの事案を配信しているという。

神奈川県警(写真/PhotoAC)
神奈川県警(写真/PhotoAC)

では、実際に不審な人物や行動に遭遇した場合、通報する側はどのような点に気をつければよいのか。担当者は次の3点を挙げた。

「不審に感じたものと遭遇したときはためらわずに通報してほしいこと」
「通報内容は見かけた出来事を見たまま伝えてほしいこと」
「通報者が感じた不安や恐怖がどんなものだったのかをしっかりと伝えてほしいこと」

県警担当者が言うように、配信される情報には、プライバシー保護の観点から具体的な情報が省かれるケースがある。情報を受け取る側としても、そうした背景を理解し、限られた情報だけで人物の意図や状況を決めつけないことが重要だ。

現場付近に位置する津久井湖(写真/PhotoAC)
現場付近に位置する津久井湖(写真/PhotoAC)
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不安を感じた人がためらわずに警察へ相談できることと、善意で声をかけた人が一方的に不審者と決めつけられないこと。その両方を守るために、不審者情報の発信には慎重さも求められそうだ。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班