10歳の心を持ちながら、大先輩を追いかけて
──SCUのメンバーは結城を含めて5名。“特別な眼”をもつ八神(高杉真宙)、女性初の刑事部長を目指す野心家・朝比奈(玉城ティナ)、IT技術のプロ・最上(水沢林太郎)、武闘派の綿谷(眞島秀和)。それぞれの特技を生かして、チームで事件を解決していきます。いいチームとは何かを考えさせられます。
別の組織にいたら、もしかしたら「出すぎた杭」になるかもしれない個性的な面々が、SCUではキャラが被らないこともあって、それぞれの特技を発揮しつつ協力する。いつもうまくいくわけではないところも含めて、チームワークがこのドラマの見どころだと思います。
ドラマでは、全員それぞれの見せ場が出てきます。結城だけではなく、全員が主役になるドラマなので、ぜひ“推し”を見つけてもらえたらと思っています。
──SCUの5人の年齢はバラバラですが、結城と綿谷は50歳を越え、年齢を感じたり、人生を振り返ったりもします。ご自身に重ね合わせることはありますか?
僕も来年還暦なので考えてもいいはずなんですが……、僕の中には、まだ小学校3、4年生のときの記憶が鮮明にあるんですね。
で、不思議なことに、その頃の自分と現在の自分との間の距離感が、20歳くらいのときから今に至るまで、ほとんど変わっていないんです。60歳を前にしても、すぐに小3、4の頃に戻れるというか。以前、占い師のゲッターズ飯田さんに「心は10歳で止まってる」と言われました(笑)。
そういうわけで、振り返るといっても、正直、デビューから30年、あっという間でした。
──充実の30年間だったんですね。では、これからの抱負はいかがですか?
そろそろセクシートークはやめようかなと……。守りに入ったと思われるのは嫌なんですが、時代が変わればトークも変わります、ということでいろいろ考えています(笑)。
それはさておき、今回のドラマでは、デビュー直後からお世話になっている内藤剛志さんとご一緒しています。内藤さんは、背中をずっと追いかけているものの、ぜんぜん追いつかない先輩です。
僕らの仕事は定年がなく、すばらしい先輩方がたくさんいらっしゃるのがありがたい。そういう方たちにエネルギーをいただきながら、僕も頑張っていきたいと思っています。
1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。59歳。身長184cm。モデルとして活動した後、1996年に俳優デビュー。『浅見光彦シリーズ』『DOCTORS〜最強の名医〜』『絶対零度』『グランメゾン東京』など、数多くの人気ドラマに出演。シリアスからコメディーまで幅広い役柄を演じ、バラエティー番組でも活躍。2026年にデビュー30周年を迎え、10月16日スタートの新ドラマ『ボーダーズ 警視庁特殊事件対策班』(テレビ東京系)で主演を務める。
取材・文/砂田明子 撮影/露木聡子













