"5年にわたる連載"がついに完結
『逃げ上手の若君』は、「週刊少年ジャンプ」2021年8号(同年1月25日発売)から2026年12号(2月16日発売)まで、約5年にわたって連載された南北朝スペクタクル逃亡譚だ。
鎌倉幕府滅亡後、北条家の生き残りとなった少年・北条時行が「逃げる・生き延びる」才能を発揮し、動乱の世を駆け抜ける姿を描いた作品である。現在はフジテレビ系にてTVアニメ第二期も放送中だ。
最終27巻では、日本の未来を懸けて尊氏と互いの命を巡る問答に臨む時行の姿が描かれる。歴史に埋もれた英雄・北条時行の短くも鮮烈な生涯を描いた物語がついに完結する。
27巻に特別読切『PRESENT DAY』を収録
27巻には、「週刊少年ジャンプ」2026年32号(7月6日発売)に掲載された特別読切『逃げ上手の若君 PRESENT DAY』が収録される。
本編完結後に掲載されたこの読切は、もし時行たちが現代に生まれたらどうなるのかを描いた物語だ。「人間の遺伝子は数千年でほぼ変わらない」という前提のもと、七百年前の人物が現代で育てばどのような一日を過ごすのかという思考実験が展開される。
「松井氏が入手した古文書3種」をめぐる対談動画を公開
ジャンプ公式YouTubeチャンネル「ジャンプチャンネル」では、2本のスペシャル動画を10月2日0時より公開する。
1本目は、松井優征氏と東京大学史料編纂所の木下竜馬氏による特別対談動画だ。松井氏は木下氏からの声がけによって2026年春に『逃げ上手の若君』ゆかりの3種の古文書を入手しており、その内容を木下氏の解説を交えながら語り合う。
入手した3種の古文書は以下の通りだ。
●日根文書(ひねもんじょ):和泉国日根郡日根荘(現・大阪府泉佐野市の大部分)の武士・日根氏の家に伝わった古文書。1888(明治21)年に修史局(東京大学史料編纂所の前身)が調査・影写を行ったのち原本の所在は不明となっていたが、今回およそ140年ぶりに再発見された。重要文化財級の価値があると考えられ、足利直義や高師直、楠木正成など作中にも登場する武将に関する文書が含まれる。
●足利尊氏下文(あしかがたかうじくだしぶみ):足利尊氏から武士に恩賞を与える旨の命令書。新発見の文書だ。
●饗庭命鶴丸書状(あえばみょうづるまるしょじょう):文和2年(1353)5月12日に京都の三宝院賢俊にあてて出された長文の書状。この書状が書かれたわずか8日後に北条時行は鎌倉で処刑されており、その直前の鎌倉の雰囲気を伝える貴重な内容を含む。こちらも新発見文書で、命鶴丸の花押も初めて判明した。
なお、これらの古文書は現在、東京大学史料編纂所が保管し、公開・保存に向けた研究を進めている。
2本目の動画は、作品を通して描かれた時行の一生を振り返る『逃げ若』完結記念動画だ。
「饗庭命鶴丸書状を全6ページで漫画化」——特設サイトにて公開
松井氏は、入手した3種の古文書の撮影画像を『逃げ上手の若君』公式サイトの特設ページにて公開する。さらに、饗庭命鶴丸書状の内容を全6ページの描きおろし漫画として発表する予定だ。いずれも10月2日0時公開予定となっている。
作品・企画の基本情報
●公式サイト:https://www.shonenjump.com/j/sp_nigejozu/
●公式X:@ansatsu_k(https://x.com/ansatsu_k)
文/集英社オンライン編集部












