六本木と郡山で真逆だった「売れる女性像」

東京・六本木
東京・六本木

六本木、北新地といった日本屈指の歓楽街でキャバ嬢として働いた後、福島県郡山市のキャバクラへと移った、みみたんさん。地方を選んだ理由には、仕事だけではなく、生活そのものを一度大きく変えてみたいという思いがあった。

「東京では、良くも悪くも私のことを知っている人が多かったんです。だから、一度誰も自分のことを知らない場所に行って、自然に囲まれて、空気のきれいな環境で静かに暮らしてみたいという気持ちがありました。

感覚としては、少し“隠居先”を探すような感じでしたね(笑)。都会とはまったく違う環境で生活してみたかった。でも、どうせそこで暮らして働くなら、中途半端にはしたくなかった。せっかくなら、その街でもちゃんと結果を出したいと思っていました」

みみたん 2000年10月6日生まれ。グラビア活動を経て、『週刊SPA!』の袋とじ企画などに出演。ABEMA『チャンスの時間』『僕たち付き合ってます』『日村がゆく』、Amazon Prime Video『今田×東野のカリギュラ』などのバラエティ番組にも出演したほか、『FM Yell応援団』ではレギュラー番組を担当。 その後、中国のSNSを中心に活動の幅を広げ、総フォロワー数約300万人を獲得。のちに所属事務所を退社し、現在はフリーでインフルエンサーとして活動している
みみたん 2000年10月6日生まれ。グラビア活動を経て、『週刊SPA!』の袋とじ企画などに出演。ABEMA『チャンスの時間』『僕たち付き合ってます』『日村がゆく』、Amazon Prime Video『今田×東野のカリギュラ』などのバラエティ番組にも出演したほか、『FM Yell応援団』ではレギュラー番組を担当。 その後、中国のSNSを中心に活動の幅を広げ、総フォロワー数約300万人を獲得。のちに所属事務所を退社し、現在はフリーでインフルエンサーとして活動している

郡山でも、みみたんさんはすぐに結果を出した。売り上げを作り、2ヶ月目にはナンバー入りし、店の看板にも掲載された。

しかし、そこで見えてきたのは、「東京で売れる女性」と「郡山で売れる女性」では、 評価される部分や客との距離の取り方、売上の作り方そのものが違うということだった。

「郡山で最初に言われたのが、『お金がかかりそうに見える』ということでした。私はビジュアル的に強く見えるし、東京で働いていたこともあって、お客さんがビビっちゃうと。東京では、それがむしろ格好いいとされていたんです。自立しているとか、いろいろな経験をしているように見えることが価値になる。でも地方では、『俺がいなくても大丈夫そう』と思われてしまうことがあると言われました」

郡山で求められたキャバ嬢像は、それまで北新地や六本木で受けてきた教育とは「真逆」だった。

「北新地や六本木では、『普通の女の子と話したいだけなら、相席屋や出会い系でも会えるでしょ』という考え方でした。だから、いいものを身につけなさいと言われました。流行を知ることは感性にもつながるし、自分自身の価値を作りなさいと。『いろいろな男性から大切にされている女性は、より価値が高い』という考え方でしたね。

でも郡山では、それをそのままやると『自分なんか相手にされなそう』と敬遠されてしまう。むしろ親しみやすくて、『自分にも手が届くかもしれない』と思わせる女性のほうがお客様には刺さりやすいんです」

東京では「自分自身の価値を高く見せること」が武器になる一方、郡山では、それが客との距離を広げる要因にもなり得るのだ。