老舗銘菓が襲われ…トクリュウによる犯行か
一正さんと妻が倒れているのが見つかったのは、28日午後5時55分ごろだった。
「現場は1階が店舗、2階が住居となっています。郵便受けの新聞が取り込まれていないことを不審に思った近くに住む長男が、自宅内で倒れている2人を発見し、110番通報しました。一正さんは消防・救急隊によりその場で死亡が確認され、妻は重傷で病院に搬送されています。
30日に行われた司法解剖の結果、一正さんの頭には複数の傷があり、出血多量で亡くなったとみられています。親族間でトラブルがあったという話も出ておらず、県警は第三者による犯行を視野に捜査しています。一部報道によると匿名・流動型犯罪グループ『トクリュウ』による犯行の可能性も視野に捜査しているといいます」(社会部記者)
一正さんが3代目として守ってきた「斉藤製菓」は、創業100年以上続く老舗だ。
看板商品は、初代である祖父・宇一さんの名前を冠した「宇いち饅頭」。古くから石灰石の産地として知られる美祢市にちなみ、採掘された土のついた石灰石をイメージした茶色い饅頭は、店頭だけでなく道の駅や地元のスーパーでも販売されてきた。
「地元の人であれば誰でも知っているというくらい、『宇いち饅頭』は有名です。市外へ出かけるときの手土産として定番のように使われていて、地元の人に深く親しまれてきた味です。
斉藤さんは以前のテレビ取材で、『見た目はよくないが、さらにおいしくなるよう努力している』と話していました。商品を大げさに売り込むのではなく、不ぞろいな見た目を自分で笑いながら、それでも味を良くしようとする。そういう実直な方でした」(地元の商工関係者)













