ほぼ年中無休で奥さんと二人三脚で店を切り盛りしていた
近隣住民も、一正さんについてこう語る。
「普段は物静かで控えめなんですが、家の前で会えば10分、20分と世間話をするような社交的な人でした。閉店間際の遅い時間にお土産用の饅頭を買いに行っても、嫌な顔をせず対応してくれました。
地域の小学生がお店を見学したときには、夫婦で子どもたち全員に饅頭を配ったとも聞いています。自分で採ったギンナンで釜飯を炊いて、知り合いに振る舞うこともあった。本当にサービス精神のある人でした」(近隣住民)
酒を飲んだり、町内会で歌ったりすることも好きだったという。
「地域の人たちと楽しく過ごすのが好きだったんでしょうね。店では黙々と作業する職人肌で、ほぼ年中無休で奥さんと二人三脚で店を切り盛りしていました。夫婦仲が悪いという噂はまったくありませんでしたし、親族や近所、取引先との具体的なトラブルも聞いたことがありません」(前出)
そんな店で、事件が発覚する前に“異変”を感じ取った人がいた。
「28日午前10時ごろ、一正さんと親交のある私の知人が店の前を通ったら、年中無休のはずの斉藤製菓のカーテンが閉まったままだったそうです。最初は『夫婦で旅行にでも行ったのかな』と思ったらしいんです。でも、特別な休日でもないので、『おかしいな』という感じはあったと話していました」













