饅頭は売り切れに…「もう食べられないと思うと寂しい」
異変は「宇いち饅頭」の納品先でも感じられていた。一正さんは普段、自ら道の駅などを回って商品を納品していたという。
「ちょうど夏休み期間中で商品がよく売れていました。普段なら売り切れる前に必ず斉藤さんが追加の納品に来るんです。それが8月18日の納品を最後に、斉藤さんが姿を見せなくなりました」(前出・商工関係者)
道の駅でも、商品が少なくなっているのに一正さんが納品に来ないため、「なんでかな」と話していた矢先だった。
事件後、「宇いち饅頭」は取扱店で相次いで売り切れているという。幼いころから一正さんを知る近隣住民は、昔から変わらない味をこう振り返る。
「子どものころは一緒に遊びましたし、大人になってからも親戚への手土産には宇いち饅頭を買っていました。味は昔から変わらない。地元を代表する銘菓でした。もう食べられなくなるのかと思うと、本当に寂しいです」
長年、地域の人たちに親しまれてきたが、いま店頭や道の駅から「宇いち饅頭」の姿は消えている。変わらない味とともに町の記憶をつないできた老舗で、何が起きたのか。県警は事件の全容解明を急いでいる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













