蔵内氏は週明けの24日午前9時すぎ、地元メディアに「議長コメント」を発表した。

そこには「8⽉25⽇(⽕)に東京で開催される⼥性議員研究交流⼤会での全国都道府県議会議⻑会会⻑としての職責を全うしたうえで、福岡県議会議員の職を辞することとしましたので、お知らせいたします。」との一文だけ。肝心の辞職理由は書かれていない。

蔵内氏はコメントの通り、25日午後に都内で開かれた⼥性議員研究交流⼤会の会場に現れ、全国都道府県議長会会長と福岡県議会議長、県議会議員を同日辞職すると改めて表明。

金銭授受疑惑で福岡県議会に設置された第三者委員会には積極的に協力し解明を図りたいと思っているとしたうえで「なお、後日福岡でゆっくり報告を行ないたいと思っております。以上です」と言い、質問を受け付けなかった。

8月25日、辞意を表明した蔵内氏(共同通信)
8月25日、辞意を表明した蔵内氏(共同通信)
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辞めるというその日に蔵内氏は全国都道府県議長会会長の肩書で⼥性議員研究交流⼤会の開会あいさつなどをこなすと会場を後にし、その直後にまた一方的にコメントを発表。

そこでは「私⾃⾝の進退を巡って、これ以上県議会の混乱が続くことは、私の本意ではありません。新しい体制のもとで、県議会が⼀⽇も早く本来の役割を取り戻し、県⺠の皆様のための議論に全⼒を注いでもらいたい。そのためには、議⻑職だけでなく、県議会議員としても⾝を引くことが、今の私にできる責任の取り⽅であるとの結論に⾄りました。」とようやく理由を表明。

自身の疑惑については「私⾃⾝に関して指摘されている⾦銭授受については、これま
で申し上げてきたとおり、そのような事実はなく、この点については、今も何ら変わるものではありません。」と従来通り否定を続けた。

「蔵内氏がここへきて辞任を言い始めた背景には金銭授受を巡る第三者委の調査が現実になったことがあるのではないかとみられています。」(地元記者)

ただ蔵内氏を巡っては、17日に議長職の辞職勧告決議案の採決予定されていたところ、蔵内氏の秘書出身の林泰輔県議(自民)が直前に採決中止を求める動議を提出し、これが通って採決自体が阻止された。

福岡県筑後広域公園にあるワンヘルスモニュメント (撮影/集英社オンライン)
福岡県筑後広域公園にあるワンヘルスモニュメント (撮影/集英社オンライン)