追い詰められたドン
蔵内氏の存在が本格的に日本中に知れ渡ったのは、1泊10万円を超えるホテルを利用するなどの豪華海外視察が問題になった6月の記者会見で「海外旅行は続けます。あ、活動です」と笑顔で話したことだ。
その後、7月には県議会議長に就任する前に数百万円から1000万円という現金を自民党県議団幹部に払った、と議長経験者の吉松源昭県議らが告発。少なくとも4人の県議が同様の証言をすると、蔵内氏とともにカネを受け取ったと名指しされた当時の中尾正幸副議長は疑惑を否定しながら議員を辞職した。
「中尾氏が辞めれば沈静化すると思ったんでしょうが批判は続き、蔵内氏は拒んでいた第三者委員会の設置を受け入れる譲歩をしました。しかしこれを発表した8月5日、熊本の震災のさなかにネパールから帰ってきたばかりだった蔵内氏は、ネパールは『天国』だったと軽口をたたいてまた炎上です。
その翌日にはほとんど公開されていなかった県議の海外視察費用を県議会が公表しました。しかし3年弱の間に23回の海外視察が行なわれ税金が約2億6500万円使われていたとの発表にまた怒りが広がりました。
そして極めつけが17日の吉松県議が出した議長辞職勧告決議案がつぶされたことです。個々の議員が蔵内氏をどう評価しているのか知る機会が失われ、一気に批判が高まりました」(地元紙記者)













