ラッシュガードの売上は数年で数倍以上の統計も
その結果、水着に加えて、上半身にラッシュガードやTシャツを着用すると答えた男性は62.8%。すでに6割を超えていた。また、「上半身の露出が気になる」と答えた男性は80.8%にのぼった。
露出を気にする理由としては、「日焼け(紫外線)を防ぎたい」が57.8%、「体型、身体のラインを見せたくない」が53.1%、「水辺だけでなく、そのまま移動や街歩きでも着回したい」が40.5%だった。
では、実際の販売状況はどう変化しているのか。ゴールドウインの担当者に聞いた。
同社によると、メンズラッシュガードは「2024年から2025年にかけて、売上が前年比約1.6倍に伸長した」という。
さらに長いスパンで見ると、その伸びはより大きい。
「男性向けを含む数字ですが、ユニセックスのラッシュガード商品は、2022年と比較して2026年の現時点までの実績で、販売数量が約4.4倍まで伸長しております。また、2026年は特にメンズラッシュガードの販売が大きく伸びています」
なかでも好調なのが、身体にぴったりと密着するタイプではなく、身体のラインを拾いにくく、濡れても肌に張り付きにくいよう適度な厚みを持たせたラッシュガードTシャツだという。
紫外線を防ぐだけでなく、体型をカバーしたいというニーズも、ラッシュガードを選ぶ大きな理由になっていることがうかがえる。
では、着用する男性が増えたことで、逆に「上半身裸」の男性が目立つようになったのだろうか。
この点について担当者は、
「『目立ちやすくなっている』というよりも、近年はUV対策や快適性への意識が高まっていることから、その分、上半身裸で過ごす方が減ってきているのではないかという印象です。普段のアパレルと同様に、水辺での服装についても、個人のスタイルや利用シーンに合わせて選択肢が広がり、より多様になってきています」
と答える。
もちろん、上半身裸でプールに入ることがマナー違反になったわけではない。
ただ、男性も日傘をさして街を歩くようになったように、夏の強い日差しを避けることは、ごく自然な選択になった。そこに体型を隠したい、人前で肌を露出したくないといった理由も重なり、男性のプールでの服装は大きく変わってきているようだ。
取材・文/集英社オンライン編集部













