半導体ではない国内AI銘柄ならこれ
世界的に見ても、AI銘柄=半導体銘柄、との色彩が強いが、国内のAI銘柄は特にその傾向にある。
その中で、OpenAIへ巨額投資を進めるソフトバンクGは国内銘柄における半導体ではないAI銘柄の代表格だ。Yahoo!への投資から始まり、携帯電話事業、Alibaba、ARMなど数々の投資に成功を収めてきた孫社長兼会長は現在、OpenAIをはじめAI分野への投資に注力している。
ソフトバンクGはOpenAIに対し約10兆円の投資を実行しており、投資リスクに対する懸念もある。しかし、孫氏のこれまでの投資の成功実績は言うまでもない。ソフトバンクGへの投資で、未上場ながら生成AI銘柄の代表ともいえるOpenAIの投資に間接的に関与できる。
OpenAIの上場が実現すれば、ソフトバンクGは株式売却益及び巨額の含み益が期待できる。しかし、当初今年の秋と予想されていたOpenAIの上場は、来年に延期されるとの報道が出ている。ソフトバンクGの株価の行方は、OpenAIのIPOタイミング及びIPO時の株価が鍵を握ると言えるだろう。
6月までのAI相場を第1幕とすれば、第1幕のフィナーレを飾ったのがSpaceXだ。6月12日にナスダック市場へSpaceXはIPOした。現在のSpaceXの本業はロケットおよびスターリンクの宇宙事業であるが、今後はAIでの成長を計画している。
SpaceX、今後経営統合する可能性も視野に
OpenAIのChatGPTやアンソロピックのClaudeに比べると、性能面で課題があるとも言われる同社AIのGrokだが、SpaceXを生成AI銘柄と見れば、Open AIやアンソロピックよりも一足先にIPOした形だ。
今後予想されるOpen AIやアンソロピックのIPOは、SpaceXの株価が指標の1つとなることは間違いない。生成AI銘柄の本命とも言えるOpen AIとアンソロピックがまだIPOに至らない中で、IPO済みのSpaceXはAI銘柄の全体を占う指標的な存在であり、AI相場再開とともに上昇が期待できる。
なお、イーロン・マスク氏はSpaceXに加えてテスラも経営している。1人の経営者が巨大上場企業2社の経営者である状態は株式市場では違和感がある。今後、持ち株会社による両社の経営統合などが浮上する可能性もある点は注意が必要だ。
さて、足元のAI銘柄の大本命はNVIDIA、というのは投資家の中でも異論がないだろう。AI半導体が売れに売れて業績は右肩上がりで、AIブームを牽引する存在だ。OpenAI、アンソロピック、Amazon、Microsoftなど、AIに投資しているあらゆる企業に同社は半導体を供給している。













