「小学生にラジオ体操を普及させることが大きな課題です」
学校でも地域でもラジオ体操を経験しない子どもが増える中、同連盟では小学生への普及を重要な課題と位置付けている。
「当連盟では、将来の日本を担う子どもたち、特に小学生にラジオ体操を普及させることが、次のラジオ体操100年に向けた大きな課題と認識しています」
その一環として、小学校教員や体育系大学等の学生を対象とするラジオ体操講習会を開催するほか、「全国小学生ラジオ体操コンクール」(かんぽ生命と共同実施)を運営。また、小学校の授業で活用できるラジオ体操教材の開発も検討しているという。
さらに、「1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭」や「夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会」(かんぽ生命・NHKとの共同開催)の開催、ラジオ体操指導者の養成などにも取り組んでいる。2026年3月末時点で資格保有者は「1級ラジオ体操指導士」1544名、「2級ラジオ体操指導士」1785名、「ラジオ体操指導員」3万3903名にものぼる。
「近年、ラジオ体操は『体の健康づくり』のほか、『心の健康づくり』や『人と社会のつながりづくり』の役割を果たしていることが注目され、ラジオ体操が社会に果たす役割はますます高まっていると認識しています。当連盟としては、ラジオ体操の効果を積極的に発信し、ラジオ体操を一層普及させることで、体と心の健康づくり、地域の活性化に貢献したいと考えています」(全国ラジオ体操連盟担当者)
少子化や猛暑、学校教育や地域社会の変化の中で、ラジオ体操を取り巻く風景は大きく変わりつつある。それでも約100年にわたって親しまれてきた背景には、わずか3分余りで全身を動かすことができる完成度の高さがあるのだろう。まずはラジオやインターネットなどを通じて、自分の好きな時間に気軽に取り組んでみるのも一つの方法かもしれない。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













