「仕事をやめたい」と漏らし、逮捕前には無断欠勤
取引先や利用者の間での評判は、決して悪いものではなかった。昨年5月に自宅へ介護用品の設置を依頼したという男性は、当時の印象を語る。
「ケアマネジャーさんと一緒に自宅に来られ、ハキハキとしたきちっとした対応で名刺交換をしました。おかしな感じや怪しい雰囲気はまったくなく、ごく普通の営業マンというイメージしかありませんでした」
一方で、今年2月ごろから今北容疑者の勤務状況には変化が見られた。
介護関連会社の関係者によると、今北容疑者はこのころから「仕事をやめたい」と漏らし始めていたという。そして逮捕前には、職場へ何の連絡もないまま無断欠勤を続けていた。
社員の逮捕を受け、勤務先の本社は報道陣の取材に応じた。対応した担当者は冒頭で謝罪文を読み上げ、「弊社従業員が逮捕されたことは極めて遺憾であり、厳粛に受け止めております。被害者とご遺族に心よりお悔やみ申し上げます」と陳謝した。
担当者は、今北容疑者が同社の従業員であることは認めたものの、具体的な勤務歴や配属部署、社内でのトラブルの有無については「捜査に影響を与えるため」として回答を控えた。
また、被害者の女性が同社の顧客だったかどうかや、営業活動の際に単独で訪問していたかなどの業務内容についても、「捜査中であり、不要な臆測を呼ぶ可能性がある」として説明を避けた。













