「法律の知識がないと太刀打ちできない」
過去にはいじめがあると学校に報告に行くと、「探偵になんか関係ない」と取り合ってもらえないことが多かったが、ここ最近はいじめに向き合おうとする姿勢の学校が比較的増えてはいると阿部さんは語る。
「一方的に抑え込むということはしなくなってきてはいますね。そこにはもちろんツールの進化というのもあります。被害者が覚悟をしてSNSで発信することもできますから」
最後に、長年いじめの調査に関わってきた阿部さんにいじめについて率直に尋ねてみた。
「僕は、一時はいじめを犯罪としてまで論じるのはどうかなという側の意見でした。ですが、ほとんどのいじめの被害者はある種、犯罪被害を受けているのと同等の状態になっていると見ていて思います。
それだけでなく、いじめが原因でお子さんが死にたいと思い、放っておくことができない状態になれば、保護者も仕事を辞めたり、変えたりするなど経済的な負担もプラスになる。いじめってどうしても起きやすいと思いますけど、僕自身はもしかしたらなくそうと思えばゼロにできるんじゃないかって思ったりもするんです。
本当になくそうとしないと、日本が終わっちゃうとまでは言わないけど、大変なことになりますよ」
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













