公判を控える主犯の川口被告は…
その後6人は長谷さんからキャッシュカードを奪うと、大けがをしている全裸の長谷さんを放置し現場を立ち去った。そのうち、八木原被告を除く5人はコンビニのATMで12万7000円を引き出すと、全員で山分けし、ラーメンを食べに行っている。
事件直後の26日4時頃には、川口被告が「お疲れ様、今日は楽しく終わったと思います」などとグループLINEに投稿していたこともわかっている。
一方、通行人が公園の遊歩道で倒れている長谷さんを発見したのは、朝6時頃。
「長谷さんは救急搬送されるも、外傷性ショックで死亡が確認された。検察によると、長谷さんは外傷性くも膜下出血、腰椎の骨折などの重傷を負っており、腎臓損傷などで血液の20~30%が失われていたという」(前出・社会部記者)
札幌地裁の高杉昌希裁判長は3名の判決理由に関し、川村被告については「流れを作り犯行を牽引した」と指摘しつつも、「主導したとはいえない」「暴行の回数や程度がほかの共犯者より少なかった」などとして無期懲役ではなく、有期刑の上限である30年の懲役が妥当と説明。
瀧澤被告については、「ライダーキックと言い飛び蹴りをし、犯行を助長した」としつつも「死への寄与は限定的」、少年Dについては「従属的だとしても責任は重い」としつつ、やはり「死への寄与は限定的」とした。
「裁判長が『君たちは被害者、被害者遺族の人生を一変させるとんでもないことをした』『どうしてこんなことになったのか、途中でどうして止められなかったのか。問われたことを生涯かけて、逃げずにずっと問いかけてください』と諭すと、川村被告と瀧澤被告はその言葉にじっと耳を傾けている様子だった」(同前)
しかし、事件はこれで終わりというわけではない。6名のうち、八木原被告、川口被告、少年Aらの裁判はこれから行われる。特に川口被告に関しては、ここまで見てきた通り、一連の暴行を主導した「主犯格」とされる。
「5月26日に行われた川村被告らの第2回公判では、川口被告が入廷したが、『宣誓はしません。もう少しで自分の裁判があるからです』と証言を拒否し、法廷をざわつかせた」(同前)
今後、彼らの裁判で何が語られるか。そしてどのような司法の判断が下されるか。その行方に注目が集まっている。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













