サッカー観戦の女性サポーターにSNSで誹謗中傷
なかでも注目を集めたのが、スタジアムを背景にして記念撮影している女性サポーターの写真だ。サッカー観戦の喜びを伝える投稿には、SNS上では彼女たちに対して心ない言葉も飛び交った。
「サッカーなんかサラサラ興味が無いだろ」
「自分が目立ちたいだけ サッカー利用すんなよ」
「ほんとにサッカー好きなんか??ルールわかってみてるのか?」
「パパ活のパパに連れて行ってもらったんじゃないの?」
いずれも根拠のない推測であり、偏見でしかない。しかし投稿は悪意ある形で拡散され、本人への誹謗中傷に発展していった。
こうしたトラブルに巻き込まれた一人が、女性インフルエンサーのいのりさんだ。SNS総フォロワー数は35万人。日ごろからサッカー観戦の様子などを投稿している彼女だが、今回、日本対オランダ戦の際に投稿した、日本代表のユニフォーム姿でスタジアムに立つ写真が拡散され、心ない言葉を浴びることになった。
若い女性がスポーツ観戦に行き、自分の写真を投稿する。その姿に対し、なぜここまで疑いや偏見の目が向けられるのか。当事者であるインフルエンサーの、いのりさんに話を聞いた。
いのりさんがサッカーを好きになったのは、小学2年生のころ。
友人の父親からチケットをもらい、初めてスタジアムへ足を運んだ。観戦したのはセレッソ大阪の試合。その日をきっかけに、サッカーに心をつかまれた。
「サッカーを好きになる理由は、人それぞれだと思います。地元のチームだから好きになる人もいれば、友達が好きだから興味を持つ人もいる。選手がかっこいいから好きになる人もいると思います。私の場合は、たまたま最初に見た試合がセレッソ大阪だったんです」(いのりさん、以下同)
当時、いのりさんは空手を習っていた。基本的に一対一で相手と向き合う個人競技の空手に対して、サッカーはチームスポーツ。初めてスタジアムで見たサッカーは、彼女にとって新鮮だった。
その後、いのりさんはJリーグを観戦するようになり、現在もスタジアムで応援を続けている。
そんな彼女が、今回のワールドカップを現地で観戦しようと決めたのは、4年前だったという。













