観光地・沖縄に生まれた新たな“ジロリアンの遠征先”

「ラーメン二郎が沖縄に行くきっかけとなる人は増えるでしょう。『なぜ東京にも店舗があるのに沖縄でわざわざ食べるの?』と思う方もいるかと思いますが、違います。

ラーメン二郎はベースとなるテイストは同じですが、仕上がりに個性が生まれるのです。スープ、麺、具、すべてにおいて個性が光るラーメンなのです。

ラーメン二郎沖縄店のラーメン
ラーメン二郎沖縄店のラーメン

当然ながら、ラーメン二郎沖縄店だけの味があるわけで、二郎好きにとって、それはもう、激レアともいえる味であり、体験といえます。正直、ラーメン二郎沖縄店はジャングリア沖縄にも負けない話題性と観光誘因のチカラを持っていると思っています」

クドウ氏自身も今回のオープンに合わせて沖縄を訪れており、ラーメン二郎沖縄店だけでなく、周辺の飲食店にも足を運んで食べ歩きを楽しんだという。

実際に「ラーメン二郎沖縄店で食べつつ沖縄観光もする」という動きはすでに見られており、同店が沖縄観光の目的地のひとつとして組み込まれ始めていることがうかがえる。そうした来訪は、周辺店舗や地域経済にも波及していくかもしれない。

「ラーメン二郎沖縄店で食べたあと、沖縄そばを食べに行く人、沖縄ならではのステーキや沖縄料理を食べに行く人が実際にいます。

私が出向いた二郎の近隣にあるオーガニック系ヴィーガンカフェの店員さんたちは『たくさんの人が来てくれると嬉しい』とラーメン二郎沖縄店の出店を歓迎していましたし、地域の活性化を期待している住民も少なくないと思います」

一方で、注目店の誕生はにぎわいを生むだけでなく、行列や交通、駐車場、住民生活への影響といった課題も伴う。近隣飲食店への波及効果が期待されるが、地域との共存をどう図っていくかも重要なポイントになりそうだ。

「インターネット上で『ニオイは大丈夫なのか』と心配する声が出ていますが、私が知る限りでは問題ないと思っています。

私はラーメン二郎沖縄店にオープン4日前に行ったのですが、すでに100メートルほど離れた場所でも独特ないい香りが漂っていて、『沖縄にいるのにラーメン二郎の香りがする』と不思議な気持ちになりました。

もちろん私にとってはいい香りですが、念のためオーガニックカフェの店員さんに聞いたところ、香りはまったく気にしていませんでしたね」

ラーメン二郎沖縄店には専用駐車場はないものの、店舗の目の前や周辺にはコインパーキングが点在しており、駐車場所そのものは確保しやすい環境にある。

一方で、人気店である以上、路上駐車や無断駐車といった一部来店客のマナー違反が起きる可能性は否定できない。

これは沖縄店に限った話ではなく、どの店舗でも起こり得る課題であり、地域と共存していくうえで来店客一人ひとりの意識が問われることになりそうだ。