「カジノに行くとお客のほとんどは中国の人」

新世界百貨店の株価は今年に入って57.58%、現代百貨店も同29.33%急騰し、ソウルの百貨店では開店前から主に中国人が列を作っている光景がよく見られるという。

春節を前にハイクラスのホテルも恩恵にあずかり、済州島の1600室規模の外資系ホテルは、昨年の春節期間中は最も多い日でも1日に1000室しか埋まらなかったが、今年は最高で1590室の予約が入る日もある。

横浜市中華街の春節((写真/PhotoAC)
横浜市中華街の春節((写真/PhotoAC)

いっぽう、中国人観光客が好むカジノも集客の大きな力になっているという。日韓を行き来するビジネスマンは「韓国にあるカジノは一つを除いて外国人しか利用で来ませんが、行ってみるとお客さんのほとんどは中国の人という印象です。中国本土では禁じられているカジノは魅力なんでしょうね」と話す。

韓国メディアは中国人訪問者が増える見通しを伝える記事に「韓国カジノに行こうと言って中国人が来る」と見出しを打ち、ソウル都心部や仁川にある有名カジノでは中国人客が7割を占め、カジノ運営会社の業績も上がっていると伝えている。

写真はイメージ(写真/PhotoAC)
写真はイメージ(写真/PhotoAC)

関係悪化で中国からのインバウンドに頼る恐ろしさを実感した日本では観光客の誘致先を多様化する模索が始まっているが、春節を謳歌する韓国観光業界が目指す方向は今のところ真逆のようだ。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班