「全国のお城でプロレスがやりたいんだよね」
――まさにプロレスがライフワークなわけですね。
藤波 普通、70歳すぎてから「将来、◯◯やりたい」みたいな夢を口にしないじゃない。でも、僕は自分の中からやりたいことがどんどん湧いてくるんだよね。やっぱり人間って、体を動かすとアドレナリンが出て、いろんな意欲が湧いてくるんだよね。だから自分の場合、身体のどこかが痛み出したら、逆にジムに行くんですよ。そして、負荷の軽いウエイトをやったり、自転車を漕いだりして汗をかくと、またアドレナリンが出て意欲が湧く。
――運動をすることで好循環が生まれる、と。
藤波 だから年齢を重ねた人こそ、軽い運動を習慣にするべきだね。僕なんかは新しい夢が生まれてきて、全国のお城でプロレスがやりたいんだよね。
――藤波さんは一昨年の11月に小倉城の前でプロレスをやりましたよね。
藤波 そう。僕は昔からお城が好きで、地方に行ってお城があると必ず訪れたりしてたんだけど、一昨年初めて自分の夢だったお城でプロレスをやることができてね。これから現存、復元された全国のお城でプロレスをやるという夢が生まれた。そういう夢ができると、「あと何年プロレスができるかな」とか考えるよね。
――全国のお城をプロレスで制覇するまで辞められない、と(笑)。
藤波 お城というのは、体育館なんかと違って本来、プロレスの興行をする場所じゃないから、行政との合意がないとなかなか実現できない。だから、これを自分のライフワークにして、年に1回はお城でプロレスをやりたい。前回は小倉城でやったので、今年はまたどこか違うお城でやりたいね。
――先ほど、藤波さんにとってプロレスの試合が“ニンジン”だと言われてましたけど、お城プロレスは最大のニンジンなわけですね。
藤波 そうだね。できるだけ多くのお城でプロレスができるように、これからもしっかりトレーニングして、コンディションを整えていきたいね。
――では最後に、今回出された『マッチョ・ドラゴン式トレーニング 古希でも闘える体づくり』を通じて、中高年の人たちに何を伝えたいですか?
藤波 中高年に限らず、30代後半の働き盛りから自分と同世代の方に読んでいただけたら、健康面もそうだし、夢を持って人生を前向きに生きる手助けになったらうれしいね。
取材・文/堀江ガンツ 撮影/甲斐啓二郎













