きなこと豆乳も体にいい

もう一つは、きなこです。コーヒーにきなこを入れるのは、今、静かなブームになっているのはご存知ですか。

きなこといえば、大豆です。大豆には、イソフラボンというポリフェノールが入っています。イソフラボンはエストロゲン(女性ホルモン)様の作用のある成分で、肌にもいいのです。また女性のほうが男性よりも心臓や血管の病気が少ないのにも、エストロゲンが関与しています。

大豆のイソフラボンはエストロゲンに近い構造を持ち、かつ男性ホルモンに影響を与えないので、それを多く含んでいるきなこは、すごく体にいいわけです。きなこは、男性にも女性にもお勧めです。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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きなこもインスリンに対する感受性を上げてくれます。インスリンに対応する細胞の反応が良くなるというわけです。血糖値が上がりにくくなるし、インスリンが足りないタイプの糖尿病でも、インスリンの感受性が良くなります。

ただ、きなこは水に溶けにくいです。シナモンのようには溶けないので、ぬるま湯でよく混ぜてからでないと、コーヒーに溶けません。

飲みやすさでいえば、きなこより豆乳のほうが使いやすいでしょう。豆乳にも大豆イソフラボンがあるので、きなこと同じような効果があります。ぜひ、コーヒーに豆乳を入れてみてください。ただし、豆乳もそれなりに量を入れないと効果は薄いのです。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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あと、MCT(中鎖脂肪酸)オイルもいいです。飽和脂肪酸が多いココナッツ油そのものを摂るのではなくて、その中から中鎖脂肪酸を分離して精製して製品にしたものがMCTと呼ばれています。

飽和脂肪酸でありながらリンパ管を経由せずに直接肝臓で分解されてすぐにエネルギー源となるうえに、油脂として蓄積しにくく、認知症を改善したり食欲を抑えたりする作用があるので、体に良いのですね。

文/梶原一人

『ハーバード×スタンフォードの医師が教える100年生きる食事術』(かや書房)
梶原一人
『ハーバード×スタンフォードの医師が教える100年生きる食事術』(かや書房)
2025/11/8
1,760円(税込)
224ページ
ISBN: 978-4910364971

ハーバード大学に研究員として留学し、在職中に世界で最も権威のある科学雑誌『ネイチャー』『サイエンス』に論文を発表。スタンフォード大学医学部・神経生物学教室で研究を続け、現在「眼科かじわら アイ・ケア・クリニック」を開業している眼科医・梶原一人氏が、100年を健康に生きるための食事術を解説します。

眼科医が栄養学を語る理由は、目の健康が体、特に「血管」の健康と密接に結びついているからです。それはつまり、目の健康はもちろん、がん、糖尿病、高血圧、動脈硬化、認知症、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓病、薄毛まで、加齢に伴う様々な悩みに「食」を通じてアプローチすることを意味します。

本書では、糖尿病や老化を促進する揚げ物などの「AGEs(終末糖化産物)」や甘い飲み物を避け、魚、ナッツ、野菜といった血管を元気にする食品を具体的に紹介。34万人登録を誇る著者の人気YouTubeチャンネル「100年生きる!眼科チャンネル」の内容を基に、科学的根拠に基づいた「食べてはいけないもの」「食べるべきもの」を分かりやすく楽しく解説しており、あなたの目と体の未来を守る一生役立つ知識が満載です。 本書を読んで健康で100歳超えでも元気でいられる食事術を学びましょう!

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