結果が出ないのなら、スタイルを変えるしかない
五十嵐 今、サトさんが言ったように、自分の能力をきちんと分析して、「何が強みなのか?」「何が足りないのか?」を理解することは、本当に大事だと思いますね。ある程度、プロの世界を経験してから、ピッチャーならば「自分にはどんな球種が必要なのか?」とか、「変化球のキレはどれぐらいにすればいいのか?」とか、試行錯誤を繰り返して小さな成功体験を積み重ねながら、自分の理想とするビジョンに近づいていく。成功する人は、みんなその道のりを歩んでいると思いますね。
塙 僕らもまったく仕事がない頃、事務所の会議室でいつも自分たちの漫才のビデオを見ていましたね。そうすると、ウケるところとウケないところの違いに気づくんです。
五十嵐 何か「ウケる法則」のようなものが見つかるんですか?
塙 「法則」というよりは、「スタイル」を見つける感覚でしたね。相方の土屋(伸之)が大きく振りかぶってツッコむ時はだいたいスベるんです。僕のこの見た目、たたずまい、話し方だと、大ボケよりも小ボケのほうがよくウケるし、土屋も大声でツッコむよりも、ポロっと訂正する感じのツッコミのほうがウケる。僕が淡々と小ボケを積み重ねていって、土屋も淡々とツッコんでいく。「それが僕らのスタイルなんだ」って気づきましたね。野球で例えるなら、ピッチングフォームをガラッと変えたのが、デビュー7年目ぐらいのことでした。
里崎 それまでのスタイルを変えていくことに抵抗がある人もいるけど、ずっとそのスタイルで結果が出ないのなら、変えていくしかない。でも、それができる人はなかなか少ない。だから、どんどんスタイルを変えていくことができる人は成功の確率も高くなるんじゃないかな?
五十嵐 僕もいろいろスタイルを模索していくなかで、新たな壁にぶつかったり、迷ったりしながら現役生活を続けていましたね。それがあったから、アメリカでプレーすることを選んだし、ナックルカーブという新しい変化球を覚えたし、いろいろ挑戦することもできた。こうした経験のおかげで、結果的に現役生活を長く続けることができましたね。
——さぁ、話も盛り上がってきましたが、そろそろお時間となりました。次回は、少しエンタメに寄った話題をお願いできたらと思います。引き続き、よろしくお願いします。
塙・里崎・五十嵐 了解です。では、次回もよろしくお願いします!
構成/長谷川晶一 撮影/本田雄士
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(配信期間:2026年1月27日15時00分~2月10日23時59分)
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