「60分20万円」で炎上するも…
──8月には大型のプール撮影会「近代麻雀水着祭」(キンマー)にも出演されました。その際もSNSで話題となりました。
実は去年もキンマーに出たいとアプローチしていたんですが、出られていなかったんですよ。なので今年出られたこと自体もうれしかったです。
キンマーで撮影していただいた写真を「勝手にSNSであげていいよ」と話したところ、撮影してくれた方が写真をたくさんアップしてくれて、私の知らないところでどんどんバズってくれました。アダルト内だけでの認知度だったものが一般にも広がって、街中で声をかけられることが増えました。
──るるたんは現在も都内の派遣型風俗店で働いていますが、知名度の上昇もあって料金は「60分20万円」になったそうですね。
実は「60分20万円」という価格は、プロモーションの一環で考えたフレーズで、キンマー出演時にぶつけたんです。「高すぎる」と炎上するのは間違いないんですけれど、勝負をかけてやりました。
──あの打ち出し方も戦略だったのですね。
人気商売って、ぶっちゃけ「知っている人は知っているけれど、知らない人は知らない」ぐらいの方が、長期で見た時に一番儲かると考えているんです。だからこそ、これまでは少しずつ知名度を大きくしてきたんですが、今年はその振れ幅を意識的にガッと上げたんです。
もともと同人を始めたときに、目標が2億円を貯めることだったんですけれど、今年その目標が達成できました。お金を貯めたから何かをするというのは全くなかったんですけれど、自分の中で目標を達成できた自信と安心感があり、ゴールを見るというイメージで挙げました。それが「60分20万円」という尖ったプロモーションにつながったんです。
そもそも風俗って、この値上げの世の中にあって値段が停滞しているんですよ。コーヒー1杯の値段は上がっているのに、女の子の値段だけは上がっていない。むしろ格安店が流行ったことで平均としては下がっている可能性もある。そうした中で自己満かもしれないんですけれど、人気のある子は値段を上げられるという選択肢を作りたかったというのもありました。
取材・文/徳重龍徳 撮影/杉山慶伍













