「ご迷惑かけてごめんなさい」
当時、「育児ノイローゼがあったかもしれない」と夫婦を気遣っていたこの親戚を、再び訪ねて「その後」を聞いてみた。
「わからんなぁ。とりあえず裁判やってからやな。そのへんは裁判のとき、出てくるやろ。いろいろとな。はっきりしてないこともいっぱいあるやろうし(裁判まで)だいぶ長くなりそうだね。(来年の)夏ぐらいって聞いたわ」
起訴されてから夫婦に会ったのだろうか。
「ああ、会うたよ。先々週に嫁さんと一緒に面会に行った。晴流だけじゃなくて菜々美も会うてるよ。あいつらから『一回会いたい。会いにきてほしい』って手紙が来とったしな。
話した内容については詳細は言えないが、病気したりとか体調悪そうとかいうことはなく普段通りは普段通りやったわ。もちろん後悔はしてる様子やった。
俺が『捕まった後マスコミが来て大変やったわ』って言うたら、『ごめんなさい』『ご迷惑かけてごめんなさい』って2人ともそれぞれ謝っとったわ。あいつらは捕まった後のことは何も知らんからな。内容は話さないけど俺も色々あったんやあれから。
事件のこと? いや聞けへんよ。俺が聞くことでもないやろ。2人とも今後のことなんて考えられる状況ではないわ。(懲役に)3年以上、長ければ20年やろ。何年になるかもわからんし先のことはその後の話やからな。
俺からは『元気か?』くらいのことしか聞けん。差し入れも俺はしとらん。晴流も菜々美も必要な物は親がそれぞれ差し入れしとる」
裁判で有罪になった場合、刑期を満了したら、また夫婦の面倒をみるのか。
「先のことはわからんが常識的に考えてそれは無理やろ。またあんたたち(マスコミ)も来るやろ。菜々美も晴流も親がおるからな。まぁ、親がやってくれるやろ。まぁ、相談には乗るわ。何にしても先のことはわからんわ。もうええやろ」
流菜ちゃんのご冥福と、残された長男の幸せを祈るしかない。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班



















