長年のK-POPファンが感じる現場の変化とは
男性ファンの迷惑行為はこのほかにもあるという。ヒカリさん(仮名・27歳)は今年10月に行われたとある女性K-POPアイドルのライブに行った際に、こんなことがあったと語る。
「1階のアリーナ席だったんですが、私の周囲にも、またそのひとつ後ろのエリアにも男性ファンの姿が多かったです。私の周囲の男性ファンはマナーを守ってアイドルたちを応援していて気になりませんでしたが、一つ後ろのエリアにいたおそらく集団の男性ファンたちが、暗転中やアイドルたちがしゃべっている最中にメンバーの名前を叫んでいて、正直迷惑でしたね……。こういう“空気の読めない声援”を送るのは男性ファンが多かった気がします」(ヒカリさん)
さらにライブ以外の場所で、男性ファンに対して違和感を覚えたこともあるんだとか。
「私の知り合いで、『LE SSERAFIM(ル・セラフィム)』の男性目線でちょっとエロさを感じる切り抜き動画を共有してきた男性ファンもいました。最近こういった切り抜き動画はよく見ますね」(ヒカリさん)
また中学生の時からK-POPが好きで、ライブにもこれまで何度も足を運んできたというヒカリさんは、KPOPアイドルのライブ現場の変化をこう語る。
「やっぱり一昔前に比べて男性ファンがとても増えた気がします。前まではK-POPの男性アイドルも女性アイドルも、比較的女性ファンが多かった気がしますが、今回のライブ現場では本当に男女半々くらいだったので驚きました。
最近では女性アイドルの衣装が、露出の多い過激なものも多くなってきている印象なので、“エロい目線”でアイドルを見ている男性ファンもいるだろうというのはなんとなくわかります。ただそういった気持ちや感情をアイドルに向かって直接大声で叫ぶことは、アイドルへのリスペクトに欠ける行為ですし、周囲のファンにも不快な思いをさせていることは自覚してほしいと思います」(ヒカリさん)













