「こちらアスレチック署の巻」(ジャンプ・コミックス第133巻収録)
今回は、署員の体力が全警察署中最下位と判定された葛飾署での、体力増進のためのとんでもない施策を描いたお話をお届けする。
両さん、ボルボ、左近寺の体力バカ三羽ガラスが提唱したのは、署をアスレチック場のように改造し、否が応でも体力増進を図らざるを得ない環境を作り出すことだった。
その結果、出勤するだけでも体力を消耗してしまい職務を全うできない職員が続出するが、はたして……。
さてこの葛飾署、本作以外でも魔改造の餌食となり、その姿を変貌させたことがある。本作をお読みいただく前に、その奇妙な姿をお目にかけておこう。
巨大な兎のオブジェ!?
高名な建築家の設計での立て替えが決まった葛飾署。だが建築模型の制作を頼まれた両さんがやらかした……! 完成した署庁舎は、擬宝珠檸檬(ぎぼし・レモン)が作った粘土細工の兎を基にしたものだった。なお、のちにこの建物は売却されることに。
「新年、新築、新気分!の巻」(ジャンプ・コミックス第140巻収録)
「うさぎが跳んでいった日の巻」(ジャンプ・コミックス第143巻収録)
透明化を謳った新署庁舎は、セクハラのし放題!?
企業や公的機関に蔓延する隠蔽体質に怒った両さんが警察の透明化を訴え、署庁舎はガラス張りのスケスケに! 女性署員目当てのマスコミや野次馬が殺到し、署員からの評判は最悪。まるで意に介さない両さんは、次々と“透明化”を進めて……!?
「ガラスばりだよ人生はの巻」(ジャンプ・コミックス第158巻収録)
……どうだろう。体力増進やら透明化を唱える以前に、はたしてこんな職場で労働意欲が沸くかどうか。両さんにはまずそのあたりを考えてもらいたいものだ。
最後に、両さんが卒配されてきた昭和中期の葛飾署をお目にかけよう。なんだかこの建物が一番落ち着いていてよさそうな気も……。
それでは次のページから、署員に体力をつけさせるために魔改造された葛飾署でのドタバタ劇をお楽しみください!!