ジム感覚でサクッと行ける
筆者もMini人間ドックを実際に体験してみた。
受検の流れはシンプルだ。まず会員専用アプリで検査会場と日時を確認し、予約を行う。予約枠は毎月第4木曜日に翌月分がまとめて解放される仕組みになっている。予約が完了したら、事前にオンライン問診に回答する。チャット形式で進むため、選択肢をタップしたり簡単な記入をしたりするだけで手軽に済ませられる。
その後、メールで「予約のお知らせ」と「受付用QRコード」が届く。当日は会場に行き、指定時間に無人受付機でQRコードをかざすと番号札が発行され、少し待つとスタッフが案内してくれる。保険証の提示など面倒な手続きもなく、受付は驚くほどスムーズだ。
頭部MRIを受けてみると、スタッフの対応も丁寧で、「耳せん、ちょっと入りにくいですよね」といった優しい声かけもあり、安心感があった。検査が終わればそのまま帰宅可能で、病院特有の長い待ち時間はない。
受付から帰宅までの時間は、20分が目安。会社が近ければ昼休みや仕事終わりにも立ち寄れるし、土日や夜22時まで利用できるので、忙しくて時間がとれない人にも通いやすい。人間ドックと聞くと構えてしまうが、実際はかなり気軽に“ジム感覚”で利用できる。
検査結果のレポートは数週間後に郵送される。異常がなければそこで終了だが、もし所見が見つかればchocoZAPで診察を受けられる。診察には健康保険が適用されるほか、必要に応じて紹介状の発行や薬の処方、生活習慣のアドバイスまで提供してくれる。
検査だけで終わらず、アフターサービスまで整っているのは心強い。