田久保市長自身が「メガソーラー関係は終わりなので」
ところが今回の問題が拡大する前、他でもない田久保市長自身が難波市長と同じことを言っていたことが分かった。証言するのは伊東市議だ。
「彼女が市長に就任した直後、メガソーラーの関連事業者と市役所ですれ違ったことを市長に話したら、『河川の許可が降りることは無くなりましたからメガソーラー関係は終わりです』と言われました。要は言うことがコロコロ変わるんです。
職員の間では市長は会見などで追い詰められると人格が交代して辛い状況から脱出してるんじゃないかという話まで出ています」(市議)
そうした職員からの動きとして、8月2日に市の全ての部長が田久保市長に辞職を要求。そして迎えた8日午前、政策会議にて幹部職員の不満が爆発した。
「職員側が“水面下の激しい動き”という田久保市長の発言の真意をただすと、市長は河川占用許可などをめぐる事業者側との訴訟を指しているとの説明をしました。これに幹部らは『周知の事実じゃないか』と訂正を求め、市長が受け入れたのです」(地元記者)
同日午後、市のホームページには、
〈「水面下で激しく動いている」という発言につきまして、水面下という言葉が市民のみなさまの不安や疑念を招く恐れがあるのではないか、といった趣旨の指摘が政策会議の場でございました。この指摘を重く受け止めまして「水面下で激しく動いている」という発言を訂正し、(中略)より一層の行政の透明化に励んで参ります。〉
との田久保市長名の声明が掲載されたが、発言をどう訂正するのかは書かれていない。「激しく動いている」事実がないのであれば、田久保市長がその職に居続ける理由はもはやないに等しいといえるのではないか。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班