「50代が20代と結婚は無理。贅沢すぎる」
先日、『マツコの知らない世界』(TBS系)に出演し、辛口コメントが話題となった結婚相談所マリーミーの代表である植草美幸さんに、2人の婚活男性についてコメントをもらうと「どちらも贅沢すぎますね」と苦笑いした。
「まず若林さん。年収1000万円でも、50代が20代と結婚するのは無理。貯金が1億円あっても難しいです。20歳も歳の差があったら、交際になっても親御さんの反対もありえますから、同世代かアラフォーの方とお見合いされることをおすすめします」
また年収1000万円以上の50代は婚活市場では多く、同じ年収の男性がいた場合、バツがついている方が有利なんだとか。
「既婚者はやっぱり女性の扱いが上手いです。婚活市場においては年齢が上がれば上がるほど、未婚よりも一度結婚されている方のほうが人気が高い。というのも、結婚して家族を作って維持するということは、一大プロジェクト。経験者か未経験者か選べと言われたら経験者の方がいいという人が多いんです」
50代の婚活が増えていることについて植草代表は「日本には四季があることも関係していると思います」と分析する。
「日本には四季があるから、お正月や節句、夏の花火やクリスマス…。歳を重ねるほど、周りは家族が増えていくので、四季折々の行事を家族と過ごしている既婚者を見て寂しさを感じるんだと思います」
そんななか令和に入り、女性の結婚観はかなり変わってきているそうだ。
「昔は専業主婦が当たり前の時代でした。そして専業主婦になるならお相手はよりいい人、昔でいう3高(高学歴・高身長・高収入)と結婚したいと考える女性がほとんどでした。でも令和は真逆。基本は共働きですし、離婚してしまうことも想定して、出産してもバリバリ働きたいという人が増えています。
年相応の人と毎日『疲れたね』『今日会社でさ…』と気取らない会話をしながら、一緒に歳をとっていきたいと考えている人が多い。ですから、夫だけど、戦友であり同志のような関係を望む人が多いです」
そういった背景から2人目の上野さんに関してはこう分析する。
「そもそも最近の婚活女子の思想と全くマッチしないですね…。若林さんも上野さんもお子さんを望んでいますが、今から結婚できて妊娠、出産までスムーズにいっても3年はかかる。となると子どもが成人を迎える頃にもう定年を過ぎていますが、お子さんの学費、自分たちの生活費、万が一自分に何かあった時の対策は考えているのでしょうか」