「ポリス自転車トライアルの巻」(ジャンプ・コミックス141巻収録)

今回は、警察で新たに採用される電動アシストつき自転車に異を唱えた両さんが、愛車・千鳥で勝負を挑むお話をお届けする。

両さんが日頃乗っている警ら用自転車は、バリバリの昭和仕様な実用車。かつて浅草に工場があったという「日本スイフト工業」製の「千鳥」だ。両さんの超人的脚力を以てしても、はたして勝負になるのかどうか……勝敗は、読んでのお楽しみとしたい。

「24時間消えられますか!?の巻」(ジャンプ・コミックス88巻収録)より。両さんは千鳥を駆って、オービス(速度違反自動取締装置)に引っかかったこともある。電動アシスト車といえども、敵ではないのかも……!?
「24時間消えられますか!?の巻」(ジャンプ・コミックス88巻収録)より。両さんは千鳥を駆って、オービス(速度違反自動取締装置)に引っかかったこともある。電動アシスト車といえども、敵ではないのかも……!?

ちなみに電動アシスト自転車は、道路交通法上「搭乗者がペダルを漕がないと走らない」「アシスト比率は人の力:電動力=1:最大2」「時速24㎞までアシストし、それ以上はアシスト機能が停止する」と定められている。

これらの条件を満たさない規格・性能の場合は「自動車」「原動機付き自転車」となり、当たり前だが運転には運転免許証が必要となる。

ところが昨今話題の「電動キックボード」には、完全に電気モーターによる駆動にもかかわらず、運転免許の取得やヘルメット着用が義務づけられていない。2023年の法令改定により新たに設けられた「特定小型原動機付自転車」に相当し、なぜか免許なしでの運転ができるようになったのだ。その結果、さまざまな課題が生まれているのは、ご存じの通りだ。

それでは次のページから、昭和の実用車と最新ハイテク電動アシスト自転車との勝負をお楽しみください!!