「オンラインサバゲー?の巻」(ジャンプ・コミックス183巻収録)
今回は、両さんがオンラインサバイバルゲームで、プロの軍人たちを向こうにまわして奮戦するお話をお届けする。
サバイバルゲームとは、戦争における地上戦・銃撃戦を模した遊び・競技で、2チームに分かれてBB弾と呼ばれるプラスチック弾をエアソフト銃で撃ち合い、敵陣地を攻略する。
そしてオンラインサバイバルゲームとは、サバゲーをオンラインゲーム化したもの。いうまでもなく、現実で行うゲームとは異なり、参加者たちが同じ場所に集う必要がない。しかし、多数の参加者が味方と協力しながら敵と対戦するという点では共通している。
『こち亀』作者の秋本治先生は、もともと大のミリタリー好き。徹底したインドア志向にもかかわらず、サバイバルゲームには魅力を感じているようで、実際に参加していた時期もあったようだ。もちろん『こち亀』では、数々のサバゲーエピソードを描いている。
そのごく一部を紹介すると……。
平均年齢70歳越えのお年寄りチームが、両さんたちの前に強敵として立ち塞がる「シルバーサバイバルチームの巻」(ジャンプ・コミックス109巻収録)
エアガンなどのツールからフィールド内の備品までのすべてが巨大な「新・サバゲーで鍛えよう!の巻」(ジャンプ・コミックス119巻収録)
本物の戦車に乗って豪快な戦車戦を繰り広げる「戦車でGOの巻」(ジャンプ・コミックス131巻収録)
戦国時代合戦サバゲーを先取りした「鎧でサバゲー!?の巻」(ジャンプ・コミックス136巻収録)
サバゲ女子の増加を予言したのか、両さんが警視庁のミリタリーガチ勢の女子たちとゴリゴリのインドアマッチ戦を展開する「サバゲ対決の巻」(ジャンプ・コミックス136巻収録)
……など、傑作、珍作が目白押し。機会があれば、ぜひ読んでみてほしい。
なお本作中、途中から大原部長の孫・大介が参戦するのだが、彼の性は「大原」ではなく「角田(かくた)」が正しい表記となる。
それでは次のページから、戦いのプロである軍人とのオンラインサバゲーによる勝負をお楽しみください!!