「本音で行こう!の巻」(ジャンプ・コミックス132巻収録)

今回は、中川の会社が開発したウソ発見器が、社会に深刻な影響を与えてしまうお話をお届けする。

既存のウソ発見器は、息をするようにウソをつく両さんには、まったく効果がない。しかし中川が持参した新型の装置を使うと……。

現実の世界におけるウソ発見器というと、皮膚電気活動や呼吸、心拍といった生理反応を測定する「ポリグラフ」がよく知られているが、正確には、ウソを見抜く装置ではない。質問された事項に対して生理反応の変化が生じるのは、あくまで「その事実を認知している」からという認識だ。したがって、現代では記憶検査の一種と捉えられている。

ちなみに、グッズやアプリとして販売されているウソ発見器の多くは、測定の結果自体や、ウソ認定によって流される微弱な電流を遊びとして楽しむための「おもちゃ」だと思った方がよい。

本作中での派出所面々も、中川の持っていた新製品を掛け合って、キャッキャウフフと楽しそうにしている。ウソ発見器などというものは、それくらいの使われ方がちょうどよいのだろう。

それでは次のページから、ウソ発見器が巻き起こす大騒動をお楽しみください!!