「ダイタクの日は当たり!」 劇場での異常な人気ぶり
2月5日、吉本興業がコンプライアンス違反の疑いがあったとして、“一部所属タレント”の活動自粛を発表した。発表と前後して、大となかむらの公演キャンセルや出演見合わせなどが続いている。
ダイタクはラストイヤーとなった昨年の『M-1グランプリ』で初の決勝進出を果たし、双子の本格派漫才師として大きな爪痕を残した。今年は飛躍が予想されていただけに、彼らのファンはショックが大きいだろう。また、彼らを慕う後輩芸人からも落胆の声があがっているという。
「ダイタクは、大学に通っていた兄の大が卒業のタイミングで、高校を卒業後に就職していた弟の拓を誘って結成。地道に力をつけていき、40歳になる現在は“劇場番長”とも呼ばれるほどに劇場での人気が高く、さらに人望が厚いことでも知られています。
後輩芸人たちのことを本当によく見ていて、フリートークのときなどでは、その芸人が輝けそうなところで絶妙にパスを送ってあげていますね。劇場に通うファンからは『ダイタクがMCの日は当たりの日』との声も多くあがっていて、ほかの芸人のファンからもすこぶる評判がいいですね。
はっきりいって、彼らがいなくなった劇場がどうなってしまうのか、想像もつきません」(テレビ局関係者、以下同)
後輩にいいパスを送ることができるのは、プライベートでも常に後輩たちを誘って遊び、その面倒を見ているからだとか。
もちろん、彼らが慕われる理由は人柄だけではなく、その実力も大いに関係している。昨年の『M-1グランプリ』で初の決勝進出だったが、それまでもダイタクはずっと、ファイナリスト候補に名前があげられていた。