二段ベッドの下で行われていたとんでもない行為

「下の段の宿泊客が、自慰行為をしているのではないかと思ったのです。頻度は多くないですが、以前もこういったホステルに泊まった際は、そのような客に出くわしていますし、周りが注意していることもありました。今回、私はこれだけ自分のベッドを揺らされてはかなわないと思い、注意することにしたのです」

ところが川島さんは、ふとあることを思い出す。自分のベッドの下にいるのは、金髪の女性だったはず。彼女が一人で……? と疑問にも思ったが、宿泊客同士がベッドを交換するのはよくあることなので、やはり、男が一人で行為をしているのかもしれないと考えた。

そして思い切って下段のベッドを覗いてみると、なんと、金髪の男女が無言で激しく行為をしていたのだ! これには川島さんも注意するにできず、結局、木製のベッドが鈍く揺れ続き、その振動が終わるまで待ち続けることになった。

下段のベッドで繰り広げられた行為(写真/Shutterstock)
下段のベッドで繰り広げられた行為(写真/Shutterstock)

「行為が終わって数分すると、ほかの宿泊客たちがいっせいに動き出しました。おそらく僕と同じように、彼らも終わるのを待っていたのだと思います。ベッドを見ると、全裸の美男美女がぐっすりと寝ていました。男性は挨拶したときに見なかった顔なので、この女性が連れ込んだのか、別の部屋からやってきたのだと思います」

なお、この女性は別部屋の女性と2人でホステルに泊まりに来ていたようだが、その友人女性が川島さんの部屋に女性を呼びに来た際、全裸の二人を見て何かを察して、すぐに帰っていったそうだ。

海外のホステルで体験したまさかの出来事。しかしSNSを見ると、なんと多くの人が同様の体験をしていることがわかる。

〈若い頃ホステルの8人部屋に泊まってバックパッカーしてたからそんなの見るのは日常茶飯事だったよ〉

〈私も経験がある。2段ベットの下で始められてしまった。でも、見ることは気まずくてできなかった。ちなみにパリ〉

〈クルーズ船で2人部屋(2段ベッド)のとき、下にいた人がしてましたね。流石に私がいないときにしてくれ〉

〈昔イタリアで出会ったベテランバックパッカーに、『ドミでやってこそ本物のパッカーだ』と教えられたことを思い出した〉