子宮口から血が出続ける状態で取り調べ
2019年5月18日、人気急上昇中だった岩本和子は、交際相手だった男性の頬を切りつけ、現行犯逮捕された。
当時、彼女は交際相手の男性が既婚者であることを知らないまま妊娠し、後期中絶手術を受けた直後の出来事だったという。
前編(#1)で岩本は「自分や堕胎した子どもに謝ってほしくて、カッターナイフで切りつけた」と告白。当時のことを、次のように振り返る。
岩本(以下同)「もちろん、公の場で道ゆく人を脅かし、ご迷惑をおかけしたことについては反省しています。でも、今でもしみじみ思うのは『子どもを産めばよかった』という後悔の思いです。
もし産んでいたら、今その娘は5歳。そろそろかわいいワンピースが似合うころでしょうし、私は本を読み聞かせたり、ピアノを教えていたりしたかもしれない。そう思うと、涙が出てきます」
話しながら、涙を流す岩本。事件当日は後期中絶手術を受けた翌日で、彼女は多量の出血がある状態だったという。
その状況で警察署での取り調べを受けたあと、22日間の勾留を経て、身柄は沼津拘置支所に移された。
「警察署で取り調べを受けていたときは、まだお腹も膨らんだままで、子宮口から血がダラダラと出続ける状態でした。
その中で、手錠をかけられ、腰縄をつけられていたんです。拘置所に移されてからは、独房で腰が痛くて横になっていると、すぐに刑務官が『起きろ!』と怒鳴り込んできました。
あまりの苦痛に、絶叫しながら、独房内にあった雑誌をビリビリに破いて部屋中にばら撒いてしまいました。
すると、やっぱり刑務官が駆けつけてきて、保護室に入れられてしまいました」