会食は手抜きをするな
政治家の動静を見ると、彼らは毎日のように会食している。重要な話を進める上で会食は大切なセッティングだ。「仕事は会食や飲酒なしにできる」と言う人の多くは、たいして重要な話をしていないだけだ。
仕事でもそれ以外でも会食にあって重要なことは「手を抜くな」に尽きる。大変だと思うかもしれないが、慣れの問題だ。
場所を設定する幹事になった場合は、使用する店に必ず一度は行っておけ。ネットの情報だけで選んだ店をいきなり使うと、残念な食事や場所であるケースが多々ある。
また、重要な会食の場合、事前にメニューを知り場所に慣れておくことが大事だし、有利な材料になることがある。一度訪ねておくと店側からの印象が良くなる点も見逃せない。
食事にあっては、個々の参加者がどのくらい飲んだり食べたりしていて、どういう気分と状態にあるかを常に把握することを習慣としよう。自分の飲食ペースを調整しつつ、飲み物の追加注文や、食事の取り分けなどで、気を利かせるといい。
そこまでするか? するのだ! 大丈夫だ。慣れると自然にできる。
なお、初めて訪れた店や紹介された店が気に入った場合は、間を置かずに(1カ月以内に)再訪して、「前回が美味しかったのでまた来た」と言うと、たいていは顔と名前を覚えてくれる。向こう1年間は有効だ。