海外では当たり前? それでも…
ロック式のショッピングカートは海外では当たり前のように導入されており、日本でもロピアに限らず、ほかのスーパーマーケットなどでも目撃することがある。
そしてロピアの導入意図は、“客への還元”というなんともありがたい理由であったが、そもそも、このカートを使用しなければならなくなったのは、利用者のマナーが悪いからだ。
コインロック式のカートによって、カート回収にかかる人件費が減少したそうだが、利用者のマナーがよければ、コインロック式のカートを導入するための費用もかからずに済んだし、今現在も、カート利用前に100円を財布から取り出す手間を要することもない。
一部の迷惑な人によって、批判覚悟で企業が大々的な対策をしなければいけないのを見るのは、なんとも心苦しい。
取材・文/集英社オンライン編集部