党の資産も食いつぶしたナルシシストぶり

前回のトリガー条項凍結解除交渉の失敗があっても、責任を問う声が党内ではほとんど上がらず、代表を続けてきた玉木氏。

これまでYouTubeやXでの発信にも力を入れ、「支持は広がっていないけど、一部のコアなファンには熱烈に応援される地下アイドルみたいな感じ」(同前)とも言われてきた。

そんな「永田町の地下アイドル」の岐路は、2020年に行われた立憲民主党との合流協議。

ここで当時の国民民主党に所属していた多くの議員は立憲に合流したが、玉木氏は合流せず、残った一部議員で現在の国民民主党を結党した。

自身のYouTubeチャンネルで発信する玉木代表(「たまきチャンネル」より)
自身のYouTubeチャンネルで発信する玉木代表(「たまきチャンネル」より)

「このときも、合流新党の党名や政策の方向性などを協議する中で、次々と玉木氏がゴールポストをずらし、『自分が合流しても代表にはなれないから、このまま合流せずお山の大将でいたいだけ』とささやかれました」(同前)

そんな玉木氏には、ナルシシストぶりを表すこんなエピソードも……。

「議員会館の自室で、鏡で自分の顔を見てはニヤけている様子が頻繁に目撃されていました。2018年に結党した旧国民民主党は、民主党時代からの潤沢な資産を引き継いでいましたが、玉木氏が自分を前面に出した広告を打ちまくり、資産が急減してしまいました」(同前)