シーツ理論と私の快適

桜林直子(以下、サク) 「これ気になっちゃうのは、わたしが細かすぎるのかな」って思うような出来事がこの間あったのよ。

ジェーン・スー(以下、スー) シーツを何日で替えるかは人による、みたいな話かな。物理的というより生理的にイヤっていう。

サク そうかも。感覚としてはうっすら「何かイヤだなー」と思っていて、見に行かずにそのままにしてたけど、やっぱり気になってしまって、最終的にはちゃんと見に行って折り合いをつけたんだよね。

写真/shutterstock
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スー つまり、シーツ替えた?

サク ベッドを分けた。

スー おーなるほど。シーツを変える頻度が違う人とはベッドを分ける、だ。

サク 平和的解決ができてよかったよ。それぞれの大事なものをそれぞれ大事にしましょうって。

スー 大切なもののバリューを人と戦わせても不毛だから、各々大事なものを大事にする方向に行くのが一番。どのくらいの頻度でシーツを替えるのが気持ちいいのか悪いのか、自分でちゃんとわかっておく方がいいけど。

サク 自分にとっての快適は大事にした方がいいよね。

スー 快適とは安心、安全、受容だと思っていますよ。