増える外国人トラブル、新宿署はハロウィンを大警戒
インバウンド効果により、歌舞伎町を筆頭に新宿エリアは外国人観光客が増え、お酒によるトラブルも増加しているという。
「事件の日はシフトに入っていなかったので目撃はしていませんが、このあたりは外国人絡みのトラブルは結構聞きますね。
酔っ払ってお店の個室に勝手に入ってナンパしたりとか。今回の事件もナンパが発端だったようですし……」(事件現場近くで働く30代女性)
コロナ禍以降激増した外国人観光客。近年はゴールデン街が外国人でごった返している。飲食店の従業員らにとっては、嬉しい反面、悩みの種になることもしばしばだという。
「外国人の方はお金をたくさん使ってくれるし、チップもくれます。物価の違いもあって、ヨーロッパやアメリカなどの人たちにとってゴールデン街は『安く飲める街』という認識みたいです。
酔っ払いすぎて、『お金を払いたくない』と言って帰ろうとした外国人もいました。そのまま本当に出ていったので、歌舞伎町を追いかけたこともありましたよ」(新宿ゴールデン街20代飲食店店員)
10月に入ったいま、ハロウィンイベントの足音が聞こえる。
ハロウィンイベントで有名な渋谷区は、若者や外国人による路上飲酒が常態化し、騒音やゴミの放置をめぐるトラブルが相次いだことから、今年10月1日から年間を通じて路上飲酒を禁止する条例を施行した。
「渋谷のハロウィンイベントへの警戒が高まったことから、昨年は新宿でもハロウィンの衣装に身をつつみ、路上で飲み歩く人がいました。
インバウンド効果もあり、今年のハロウィンは新宿が大変なことになるのではと警戒しています」(前出・捜査関係者)
“酒は飲んでも飲まれるな”――ましてや人を傷つけたり殺めたりすることは論外だ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班