とんでもないセクシージョークをいただきました
──飲食店で印象に残っているところはあります?
甲府で行った居酒屋「くさ笛」は、お母さんとフィリピン人の方のツーオペで、お酒担当はフィリピンの方で、お母さんが料理担当。
でも、俺がひいきされすぎて、お母さんが他のお客さんの料理一切作らないし、オーダーを受け付けない(笑)。「私は、ケンコバとちゃんと話すんだから」って。
──2人だけの世界。
うれしいというより、気まずさが勝ちましたね。それに次からは行きにくいですよね(笑)。それでも、愛されてるお母さんやから、お客さんも笑ってましたけどね。
横のお客さんが、結構俺に絡んできてて、全然よかったんですけど、お母さんから「お前もう出禁」みたいに言われてて。
最後に泊まってるホテルを聞かれて答えたら、「長襦袢(ながじゅばん)を着て部屋行くね」って。とんでもないセクシージョークをいただきました。
アバウトだけど、よろしくねって感じですよね
──他の旅番組のロケと「ビジホ泊」のロケって、やっぱり違うものですか?
違うんじゃないですかね。カメラが向こうに据え置きされてて、俺がきょろきょろしながら歩いてくるみたいな映像、他ではたぶんないです。
撮影もね、iPhone構えて撮っていただいてるんで、爽やかな感じを出さなくてもいいというか、オフの感覚でやれてると思います。
──出演者が完全に1人のスタイルじゃないですか。なにか大変なことはありますか?
いや、全く苦労はないですけど、よくよく考えたら1人で街ぶらぶらして飯食って、その間ずっとだらだらしゃべってるでしょ。カメラなかったら、やばいやつですよね。
──マイクが拾えないぐらいの声量のときもあります。
ほんまに。オフぐらいの発声でしゃべってますもんね。むしろ、プライベートより自然体の可能性もある。プライベートやったら誰かいたりしますからね。
やっぱ、人によって会話の種類って変えたりもするじゃないですか。そんなんも考えずしゃべってますからね。完全に1人で、カメラしかないから。
──そんな自然体のケンコバさんが楽しめる『ほろ酔いビジホ泊』ですが、ケンコバさんにとってこの番組ってどういう存在ですか?
もう1年やってるので、生活のリズムになってくるかと思ったんです。……でも、この番組、何曜日に収録するかって決まってないんです。だから、リズムにはなってない。
マネージャーとか番組サイドは大変だと思うんですけどね。その辺もアバウトだけど、よろしくねって感じですよね。
取材・文/谷頭和希 撮影/杉山慶伍
〈番組詳細〉
『ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版』
疲れた大人がふと日常から離れる至福のとき……それがビジネスホテル泊。たった一泊するだけでもなんだか少しワクワク…知らない街を散策して、居酒屋で少し贅沢するのも楽しい。仕事で出張するとき、小旅行するとき、“推し活”拠点にするとき……いつでも気軽に利用できる“ビジホ”ことビジネスホテルは強い味方。この番組では、ケンドーコバヤシがその日に宿泊するビジホを紹介するのはもちろん、その周辺の街で自由気ままなブラブラ歩きを実行! 誰にとっても身近なビジホの、すぐに参考にできるビジホ満喫プランをケンコバ目線でお届けする。
【クレジット】
出演:ケンドーコバヤシ
制作:BS朝日
制作協力:極東電視台
プロデューサー:品川朋彦(BS朝日)
【直近の放送】
10月3日 青森・五所川原市
10月10日 青森・弘前市
10月17日・24日 熊本
10月31日 東京・羽田